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サトイモ

サトイモ

特徴

 東南アジアの熱帯が原産で、日本へは縄文時代に中国から伝わったとされており、現代ではイモと言えばジャガイモやサツマイモを指しますが、俳句でイモと言えばサトイモを指すなど、歴史の古い作物です。サトイモは小イモ、孫イモ、さらには曾孫イモと、親イモからたくさんのイモができることから子孫繁栄の象徴とされています。現代でも正月料理や祝いの行事に縁起物として用いる風習があります。
 高温多湿を好み、夏の暑さでもグングン生長していきます。栽培期間は長いですが、手間はあまりかからず、放任栽培にも向いています。上手に保存しておけば、必要なときに必要な分だけ利用でき便利です。

野菜情報

栽培カレンダー
主要品種 愛知早生、石川早生、八ツ頭 など
連作障害 4年
施肥例
(10平方メートル当たり)
元肥 完熟堆肥20kg、化成肥料3kg
追肥
 1回目(本葉が勢いよく伸びかけた頃:6月上旬)
  化成肥料3kg
 2回目(7月上旬)
  化成肥料3kg
畝 幅 90cm
株 間 40cm
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植えつけ期

4月上旬〜5月下旬

土寄せ

1回目(1回目の追肥後、肥料を埋めるように株元に土寄せする)
2回目(2回目の追肥後、肥料を埋めるように株元に土寄せする)
3回目(7月下旬)

収穫期

9月上旬~11月中旬

種イモの選び方

 芽が欠けているものや傷のあるものは避ける。ふっくらと膨らみがあり、大きくて形の良いものを選ぶ。小さい種イモは、大きく育たない傾向にありますので、必ず大きい種イモを使用します。

栽培のポイント

 生育適温は25~30℃で、高温には強いです。十分に暖かくなってから種イモを植え付けます。
 種イモを植え付けてから2~3週間で芽が出ます。発芽から3週間くらいしてから、追肥と土寄せを行います。土寄せをしないと、子イモが地上に出て緑化し、形や品質が悪くなります。土寄せはイモを太らせるための大事な作業になりますので、定期的にしっかり行いましょう。
 サトイモは高温多湿を好み、気温が高くなると盛んに生育します。しかし、乾燥には弱く、イモの肥大には十分な水が必要です。土が乾くとイモの生育が悪くなります。収穫に大きく影響しますので、乾燥しすぎないように注意しましょう。わらで株元を覆って乾燥を防ぎ、それでも土が乾くときは、1週間くらいの間隔で、朝や夕方に畝の間に水やりをします。
 収穫適期を判断する基準は、地上部の葉が黄ばみ始めた頃です。10月中旬を過ぎたら試し掘りをし、イモの大きさを確認してから収穫しましょう。サトイモを収穫する時は天気の良い日に行うようにします。

栽培上の注意点

 サトイモは丈夫な野菜で病気には強いです。まれに疫病・モザイク病・乾腐病・軟腐病にかかることがあります。病気の発生原因の大半は連作です。連作を避けて適度な追肥・水やりを行って病気を防ぎます。
 サトイモに発生しやすい害虫は、アブラムシ類・ハスモンヨトウ・ネグサレセンチュウ・コガネムシなどです。害虫を見つけたら早めに防除しましょう。

栽培の手順

1. 種イモの準備
ふっくらと膨らみがあり、大きくて形の良いものを選びます。
2. 芽出し
確実に発芽させるため、芽出しを行います。
植えつけ後の初期の生育が早くなり、失敗が少なくなります。
苗床に種イモを仮植えし、もみ殻をかけてビニールでトンネルします。
3. 元肥入れ
〈10平方メートル当たり〉完熟堆肥20kg、化成肥料3kg
植えつけの2週間前に元肥を入れてよく耕し、幅90cmの畝を作ります。
4. 植えつけ
深さ10cm程度の植え溝を掘り、芽の出る方を上にして株間40cmに植えつけます。
種イモの上部から7~8cmの厚さに覆土します。
5. マルチ敷き
植えつけ後、黒色ポリエチレンフィルムを敷きます。
芽がフィルムを押し上げてきたら穴をあけて外に出します。
6. 追肥
第1回(本葉が勢いよく伸びかけた頃:6月上旬)マルチを取り除いて追肥します。
〈10平方メートル当たり〉化成肥料3kg
第2回(7月上旬)
〈10平方メートル当たり〉化成肥料3kg
7. 土寄せ
第1回(1回目の追肥後、肥料を埋めるように株元に土寄せする)
第2回(2回目の追肥後、肥料を埋めるように株元に土寄せする)
第3回(7月下旬)
8. 害虫防除
アブラムシ類・ハスモンヨトウが発生しやすいので、早期防除に心がけましょう。
9. 収穫
地上部の葉が黄ばみ始めた頃、茎を刈り取ってから収穫します。