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オクラ

オクラ

特徴

 オクラは、原産地のアフリカから、エジプト、中央アジア、インドなどの亜熱帯地域に広がっています。日本へは、中国を経て、江戸時代末に伝わったといわれています。栽培が一般的になったのは、近年になってからです。野菜として利用する部位は若い莢です。アオイに似た花は観賞価値も高く、花も実もある家庭菜園向きの重宝野菜としておすすめです。
草丈は、約1~2mになり、暑さに強く、真夏でも野菜の中でも美しいといわれる黄色い花を、次々に開花させ実を結びます。その一方で寒さには弱く、10℃以下の低温では生育が停止します。そのため、熱帯地方では多年草ですが、日本では一年草として扱われています。
 ビタミンやミネラルを豊富に含む栄養価が高い野菜で、何といってもあの「粘り」が人気のポイントです。

野菜情報

栽培カレンダー
主要品種 アーリーファイブ(五角)、エメラルド(丸)、ベニー(赤)
連作障害 1~2年
施肥例
(10平方メートル当たり)
元肥 完熟堆肥20kg、化成肥料2kg
追肥 化成肥料1kg/回
 1回目(本葉5~6枚の頃)
 2回目以降(生育を見て3週間に1回程度)
畝 幅 60cm
株 間 40cm
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播種期

4月上旬~5月下旬
 オクラの種子は殻が固いため、一晩水に浸けてからまくと発芽がよくなります。オクラは気温が低い時に種をまくと途中で枯れてしまうことがあります。特に初心者に多く、枯れた原因を水不足と考えてしまうパターンです。低温期に水やりを増やしてしまうとさらに地温が下がるので注意が必要です。

収穫期

6月下旬~9月下旬
 開花から5~7日後が収穫のタイミングになります。

栽培のポイント

 生育適温は10~40℃。15℃以下になると育ちが悪くなり、10℃以下だと生長が止まってしまいます。霜にあたると枯れてしまうので十分に気温が上がってから植えるようにしましょう。
 オクラは1株から30個ほどの実がなります。実なりを良くするには肥料を定期的に与えて肥料切れを起こさない事が大切です。また、高温多湿を好みますので水切れにも注意が必要です。
 実の長さが6~7cmになった頃が一番美味しい時です。ピークになると次々と大きくなるので莢が柔らかいうちに収穫しましょう。
 盛夏を過ぎた頃に花より上部側の葉が少なくなった時は、肥料不足、なり疲れが考えられます。その時は未成熟な実を若取りし、株間に肥料を施して一旦休ませると再び収穫量が増えてきます。
 収穫した果実より下方の葉は全て摘み取っておくと良いです。下葉を残したままにすると、養分などが葉の方に流れてしまい、実のなりが悪くなります。

栽培上の注意点

 肥料の吸収力が強いので、元肥が多すぎると草勢が強過ぎて、実のなりが悪くなります。有機物を多めに施し土づくりに心がけます。
 オクラは細かい根が少なく植え傷みが発生しやすいので、ポットから移植する場合は、取り出す時に根鉢が崩れないように注意が必要です。
 オクラには、苗立枯れ病、うどんこ病、輪紋病などが発生します。
 発生しやすい害虫は、ハスモンヨトウ、ワタノメイガ、フキノメイガ、ワタアブラムシなどで、害虫を発見したらその都度、除去しましょう。

栽培の手順

1. 苗作り
種子は固くて発芽しにくいので、一晩水につけてからまきます。
3号ポットに3~4粒まきます。
寒さに弱いので、保温・加温します。
本葉2枚の頃、2本に間引きます。
本葉3枚の頃、1本に間引きます。
本葉4~5枚の苗に仕上げます。
2. 元肥入れ
〈10平方メートル当たり〉完熟堆肥20kg、化成肥料2kg
植えつけの2週間前に元肥を入れてよく耕し、幅60cmの畝を作ります。
3. 植えつけ
植えつけの2~3日前までに黒色ポリエチレンフィルムを敷いて地温を高めておきます。
40cm間隔で1か所2本ずつ植えつけます。
4. 追肥
第1回(本葉5~6枚の頃)
〈10平方メートル当たり〉化成肥料1kg
第2回以降(生育を見て3週間に1回程度)
〈10平方メートル当たり〉化成肥料1kg
5. 摘葉
果実が付いている着果節より下の葉は摘み取ります。
6. 収穫
<五角オクラ>
 開花後5~7日くらい
<丸形オクラ>
 多少とり遅れても固くならずに食べられます。