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家庭菜園

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【実践編】月毎の栽培ポイント

人気の中国野菜チンゲンサイ

 近年導入された中国野菜のうちで、最もなじまれて人気があるのはチンゲンサイです。煮ても色あせせず煮くずれしなくて、ほかの野菜とも味が合うなど、調理面で特長があるためですが、案外育てやすいので、家庭菜園にもとり入れやすい野菜です。
 生育適温は15~22℃と冷涼な気候を好み、秋が一番育てやすいのですが、ハクサイなどに比べると格段に暑さにも耐えるし、小型野菜だけに、生育期間が短いため、今から種まきしても50日内外で収穫できます。
 原産地の中国にはタイプの異なる極めて多くの品種がありますが、それらをもとにわが国で栽培しやすいように改良された青帝チンゲンサイ、長陽、青軸パクチョイなどが、暑さにも比較的強く、これからの栽培向きです。
 畑に直まきする方法は、鍬幅のまき溝を60cm間隔に作り、2~3cm間隔になるよう種まきし、2回ほど間引きして最終株間が15cm内外になるようにして育てます。
 少ない株数でよければ、3号ポリ鉢(直径9cm)に4~5粒まき、育つにつれて間引きして1本残しとし、本葉4~5枚のとき、株間15cm内外で畑に植えつけます。
 肥料は元肥として完熟堆肥、油粕、化成肥料を前もって畑全面にばらまき、育つにつれて1~2回、油粕と化成肥料を株の周りに施し、軽く土に混ぜ込んでおきます。
 アブラナ科の野菜に共通のことですが、コナガの幼虫やヨトウムシなどにやられやすいし、鳥も好んで食べます。害虫には殺虫剤を早めに散布することですが、鳥害を併せての対策として一番良いのは、軽くて薄い不織布などのべたがけ資材を用いることです。防暑効果もかなりある、重宝な資材です。

坂木技術士事務所●坂木利隆