河合さんは、６５歳のとき新聞のサイクリングクラブ記事を読んで自分もやってみたいと思い、自転車旅を始められました。
　河合さんが感じる自転車旅の魅力は、自分の足・力でいろいろな場所へ自由に行ける、自分のペースで取り組める、自分で選べばたくさんのルートがあること。車や電車では感じられない風や香り、風景に出会えるのも自転車旅ならではのいいところだそうです。
　また、河合さんの自転車旅は日本だけでなく、海外にも広がっています。
　１年毎に日本とオーストラリアで順番に開催される「日豪友好自転車の旅」に参加したときは、総距離が１，０００ｋｍを超えたとか。日本人の仲間だけでなく、オーストラリアやニュージーランドの友人がたくさんできたそうです。
　河合さんは、「新しく挑戦することも大切だが、自分くらいの年齢になると続けていくことも同じくらい難しい。いつまでも楽しみを持って生きていきたい」と笑顔で話し、次の自転車旅に思いを巡らせていました。