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キクは秋に花を咲かせるけど、シュンギクは春に花を咲かせることから、この名前がついた。関西では、キクナと呼ばれたりするよ。いちばんおいしいのは冬だけど、暑さにも寒さにも強い野菜だから、ほぼ一年中育てることができるよ。
生育温度
5〜30℃ 暑さ、寒さに強く、0℃以下でも枯れない。よく育つのは15〜20℃。一年中栽培できるけど、秋がいちばん育てやすいよ。
栽培スケジュール
春まき
3〜4月に種をまいて5〜6月に収穫する。
秋まき
9月に種をまいて11〜12月に収穫する。
作ってみたい品種
葉の形から、「小葉」「中葉」「大葉」に分けられる。日本でもっとも多く栽培されているのは「中葉」。
連作障害
なし
ここに注意!
寒いよりは暑いほうが苦手。春に種をまく場合は注意しよう。
(1)
種まきの2週間前に苦土石灰100g/m²と堆肥2kg/m²を入れて耕し、1週間前に化成肥料60g/m²を入れて畝を作る。
(2)
板などを使ってすじをつけ、そこに種をまく。種をまいた後はうすく土をかけて、たっぷり水をやる。
(3)
15〜20℃が発芽しやすい温度だよ。発芽するまでは土を乾燥させないように、こまめに水をやろう。2〜5日で発芽するよ。
(4)
発芽したあとは、土の表面が乾いたときだけ水をやろう。本葉1〜2枚の頃、1回目の間引きをして化成肥料40〜50/m²を追肥する。
(5)
さらに本葉5〜6枚の頃、2回目の間引きをして化成肥料40〜50/m²を追肥する。間引いたものは、食べることができるよ。
(6)
秋に種をまいたものは、冬の寒さから守ってやることで春まで収穫できるよ。ビニールハウスやトンネルが作れる場合は、利用してみよう。
(7)
ビニールハウスやトンネルができない場合は、不織布(ふしょくふ)でベタがけしよう。
(8)
シュンギクには、ハモグリバエの幼虫(エカキムシ)やアブラムシ、ダニがつきやすい。こまめに見つけて、木酢液(もくさくえき)で退治しよう。
(9)
種をまいてから30〜50日で収穫できる。茎が立ち上がる「株立ち」タイプは下葉を2〜3枚残して摘み取れば、また収穫できるよ。
■花を咲かせてみよう
シュンギクは漢字で書くと「春菊」。立派なキクの仲間だ。ヨーロッパでは、野菜としてではなく、花を楽しむために栽培されているんだ。野菜として食べているのは、日本と中国やインドなどのアジアの国だ。収穫をせずにそのままにしておくと、春から夏に、きれいな花が咲くよ。どんな花が咲くのか、観察してみよう。
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