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タマネギ苗の植え付けと肥料の与え方

板木技術士事務所 板木利隆



 9月に種まきしたタマネギの苗は、草丈20〜25cm、径4〜5mmになったころが植えどきです。まだ種まきしていない場合は、早めに苗を求めて植え付けます。最近は各種病害への抵抗性を持つ品種も多く出ているので、土地に適したものを選ぶとよいでしょう。

 畑はできるだけ早く石灰をまいて耕しておきます。このとき、前作の残渣や草などは取り除き、未熟物を畑にすき込まないように注意してください。

 タマネギは冬に入るまでに十分に根を張らせ、春になったらすぐに勢いよく育つようにすることが大切です。そのためには、元肥にリン酸成分を多めに与えます。列植えなら植え溝の部分に、ベッド植えなら全面に耕し込むように、化成肥料と過リン酸石灰または熔成燐肥を与えておきます。

 堆肥など粗い有機物を根の近くに与えるとかえって生育を損ねるという、他の野菜とは異なった性質があるため、元肥に堆肥などは与えないようにします。重粘な土でない場合は、株元を足で踏みつけ、土を固く締める必要もあります。

 厳寒期に入る前の年内に、第1回の追肥をします。根が伸び出している先の方に、列植えでは軽く溝を作り、ベッド植えでは株間にばらまいて化成肥料を与えます。このとき、完熟堆肥を株の周りの地表に与えておくと、霜柱で根が浮き上がるのを防ぐのに有効です。

 春先になって茎葉が盛んに伸び始めてきたころ、2回目の追肥を、前述の要領に準じて行います。この追肥が遅れたり、チッソ成分が効き過ぎたりすると、病害にかかりやすくなり、貯蔵性を損ねることにつながります。



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