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果樹の基肥施用と土作り

 

■ 基肥の施用

 永年作物である果樹にとって果実を実らせることは大変な負担となります。

 基肥の施用は、
   1.樹勢の回復
   2.充実した花芽の形成
   3.隔年結果の防止
   4.低温被害の軽減
に効果があり、高品質な果実を安定生産するために重要です。

 基肥の施肥時期は、地温低下に伴い根の吸肥力が低下するため、収穫後の早い方が肥料の利用効率が高まります。しかし、カキやミカンでは収穫時期が遅いため、収穫果実の品質低下を招かないよう施肥時期は遅めになります。

 主要果樹の施肥量と施肥時期の目安を第1表に示しました。施肥量は樹勢等を考慮して増減します。樹がよく伸びている場合は施肥量を2〜3割控え、樹が弱っている場合は2〜3割多くします。

 基肥の施肥位置は、養分を吸収する細根が根の先端部に多く分布しているため、幹の近くではなく枝の伸びている範囲とし、施肥後は根を切らないように軽く耕します。


第1表 主要果樹の基肥施肥量と施肥時期        (10アール当たり)

果樹名

施肥量(kg)

施肥時期
チッ素 リン酸 カリ
ウメ 10月中旬
モモ 12 11月上旬
カキ 12 16 12 12月下旬
ミカン(早生) 13 10 3月上旬
(11月上旬 追肥)

 

■ 土作り
 よい土とは保水力、排水力、保肥力が高い土です。土がよいと、乾燥や長雨といった気象条件下でも果樹への影響が和らげられ、品質や生産量の向上にもつながります。そのためにも土作りは栽培の基本となる重要な作業です。

 土作りの方法としては、有機物の施用、土壌改良材の投入があります。

 有機物の施用は一般に堆肥を利用します。牛ふん堆肥の場合では10アール当たり2トン(1m²当たり2kg)を施します。施用時期は晩秋から冬季の早い時期とします。なお、未熟な堆肥は生育に悪影響を及ぼすので、完熟した堆肥を使用してください。

 土壌改良材は、主に果樹の生育に影響する土壌の化学性のバランス改善を目的に投入します。果樹の種類によって適正な酸度があります。一般的に露地の土壌は酸性に傾きやすいので、アルカリ性資材を施します。苦土石灰の場合では10アール当たり100kg(1m²当たり100g)程度を目安とします。


尾張農林水産事務所農業改良普及課(農業普及指導センター)

 

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