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農作業安全のポイント

 農作業事故による死亡者数は、全国で年間400人にものぼります。愛知県内でも平成10年度から19年度までの10年間の平均で、年間7.7名の農業者が農作業事故で死亡しています。さらに、死亡に至らなかったものの、入院が3週間以上となる重傷事故は死亡事故の3倍以上にのぼっています。

 農作業事故はトラクターやコンバインなどの大型機械よりも、歩行型耕耘機や刈り払い機など、どこの農家にもあるような身近な機械で多数発生しています。

 農作業事故を他人事としてとらえるのではなく、いつ自分に発生してもおかしくない事故として考え、危険防止に心がけましょう。

■ 一人だけで作業をしない

 帰りが遅いと家族が見に行ったら死亡していたという事例も少なくありません。もし事故が起こった時に、一人では助けを呼ぶことができないため、できるかぎりグループや夫婦で作業を行うなど、二人以上で作業をしてください。

 作業中は声をかけても機械の運転音にかき消され、不用意に近づいて機械に巻き込まれる事故も起こります。また、急な事態が起こった場合、どのように伝えるか等の打ち合わせを事前にしておくことで、事故の程度を軽くすることもできます。

■ 服装を正して巻き込まれ事故を防ぐ
 機械に手や足等を巻き込まれる事故が多発しています。また、それらの多くは、最初に衣服が巻き込まれることで発生しています。

 開いたままの作業服の袖口、長靴の外へ出したままのズボンの裾、エプロン、スカーフ、首に巻いたタオル等は危険な服装の代表例です。まれに、長い髪の毛が巻き込まれるといった事例も発生しています。機械に巻き込まれないような適切な服装で作業してください。

■ 異常を感じたらまずエンジンを止める

 機械の運転中にゴトゴト、キーキーと音が聞こえたり、絡みついた草、ワラの巻き付き等が気になったりします。

 異常を感じたら、まずエンジンを止めることが鉄則です。その上で深呼吸して、冷静に対処を考えます。「もう少しだから」とか、「ちょっとだけ」と思い込み、無理に作業を進めたり、うっかり手を出すと事故につながります。


尾張農林水産事務所農業改良普及課(農業普及指導センター)

 

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