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農薬の正しい使い方について

 農薬使用については、登録農薬をラベルに記載された方法及び注意事項を守って使用しなければなりません。今回は、農薬の使用に当たり、いくつかの疑問点にお答えします。

1 ダイコンの間引き菜への農薬使用について


 ダイコンの間引き菜を食用にしたいのですが、は種時に殺虫剤の粒剤を使用できますか?

 ダイコンをは種した後、間引きのために抜き取ったものを「間引き菜」と呼んでいます。ダイコンのは種時等に使用する農薬は、登録を得る段階で、「間引き菜」においても残留農薬調査を実施しています。残留上問題がある農薬は、注意事項に「間引き菜等に使用しないこと」の旨を記載しています。このため、この注意事項がある農薬については、「間引き菜」には使用できません。
 ダイコンのは種時等に使用できる粒剤の中で、上記の注意事項の記載がなく「間引き菜」に使用できる農薬に、「ダイアジノン粒剤」と「モスピラン粒剤」があります(平成21年7月3日現在)。

2 農薬使用回数の数え方がわかりにくい作物について
 食用作物における農薬使用回数の基本的な数え方は、一年生作物についてはは種から収穫に至るまで、多年生作物についてはその直前の収穫から収穫までの間に、使用する回数を数えます。
 ここでは農薬使用回数の数え方がわかりにくい作物についてご説明します。

 露地でアスパラガスを作っています。春に芽を収穫した後、茎葉を放任にして夏から秋にかけて殺菌剤、殺虫剤を散布しようと思いますが、使用時期が「収穫前日まで」という農薬があります。この「収穫前日まで」の農薬を、収穫後の茎葉に散布してよいのでしょうか?

 アスパラガスにおける農薬の使用回数の数え方は、秋に枯れた茎葉を刈り取る時に、農薬の使用回数がリセットされ0回となります。ですから、使用時期が「収穫前日まで」の農薬についても、収穫を打ち切った後から刈り取るまでの茎葉に、農薬の使用回数の範囲内で使用することができます。


 
フキやニラについては、年間に複数回の収穫を行いますが、農薬の使用回数は、いつからいつまでの期間で教えればよいのでしょうか?

 フキやニラなど地上部を地際から刈り取り一斉に収穫する場合、農薬の使用回数は、収穫された時点でリセットされます。ですから、農薬の使用回数を数える期間は、収穫直後から次の収穫に至るまでの期間です。


 
シュンギク、モロヘイヤについては、次回の収穫のためにいくつかのわき芽を残して収穫し、収穫終了までに何度も収穫します。この場合は、収穫された時点で、農薬使用回数はリセットされるのでしょうか?

 
シュンギク、モロヘイヤについては、わき芽を残した茎を、地際から何センチも残して収穫しますので、この場合は、農薬使用回数を収穫の都度リセットせず、は種から収穫終了まで通算します。
 また、葉を順次収穫していくパセリについても同様に、は種から収穫終了まで通算します。

農薬の使用に当たっては、ラベルの記載に従って使用してください。


尾張農林水産事務所農業改良普及課(農業普及指導センター)

 

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