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水稲用除草剤の特徴と処理のポイント


1 水稲用除草剤の特徴

 水稲用初中期一発剤は、薬剤が水の作用によって田面一面に広がり、被膜をつくることで効果が現れるように設計されています。そのため代かきが粗雑で田面の凹凸が多い場合や、水田全体に高低差があって一面に水が張れないような場合には、水面から露出している部分は薬剤が全く効かないことになります。除草剤を使用する時は、田面が水から出ないように十分水を張ってください。
 また、散布後一週間程度は水を動かさないようにすることが薬効を上げるポイントです。排水路などの環境汚染を防止するためにも、散布後の止水は必ず行ってください。
 最近は粒剤、ジャンボ剤、フロアブル剤など様々な形状の薬剤が市販されていますが、特性を知ってほ場に適した薬剤を選択することが重要です。
■ 粒剤
 ジャンボ剤やフロアブル剤と比べ拡散が小さいため、畦畔が少ない広い区画のほ場に適します。また、市販されている種類が多いため、多くの薬剤の中から目的に合ったものを選択できます。(JA西春日井推奨除草剤:トップガンGT粒剤)
■ ジャンボ剤
 水溶性のフィルムに自力で拡がる薬剤が入っています。使用基準に従って面積に応じた個数を周縁からほぼ均等に投げ入れるだけで優れた除草効果を発揮します。畦畔などで区切れない水田では成分が拡散してしまい、あまり高い効果が期待できません。(JA西春日井推奨除草剤:トップガンLジャンボ)
■ フロアブル剤
 水口施用の登録がある薬剤では、水口から規定量を流し込むだけの水口施用ができ省力的です。ジャンボ剤と同様に拡散性に優れるため、畦畔などで区切れない水田には不向きです。(JA西春日井推奨除草剤:ダッシュワンフロアブル)

2 水稲除草剤の使用時期
 市販されている初中期一発剤には使用時期とノビエの葉齢が記載されており、使用時期の晩限は薬剤の効果が期待できる最大の葉齢にノビエが達するまでの時期で決められています。
 ノビエの葉齢は、代かきから2週間前後で多くの初中期一発剤の晩限である2.5葉期に達します。代かきからの気温によってはノビエの生長が早まり、薬剤が効かなくなってしまう場合があるので、なるべく早めの散布を心がけます。しかし、反対に散布を急ぎすぎると薬剤によっては水稲の根痛みを誘発する恐れがありますので、使用時期の早限(田植え後何日から)は必ず守ってください。

農薬の使用に当たっては、ラベルの記載に従って使用してください。


尾張農林水産事務所農業改良普及課(農業普及指導センター)

 

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