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水稲の基肥・代かき・初期管理 |
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■基肥の施用量と施肥方法
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基肥の量は、「稲作こよみ」や前年度までの水田ごとの生育状況を参考に決めます。
「稲作こよみ」では、品種「あいちのかおり」で基肥として全量基肥肥料の「ひとまきくん」を使用する場合、10a当たり50kg〜60kg(2.5袋〜3袋)を標準的な施肥量として定めています。
過剰な施肥は水稲が軟弱や過繁茂になり、結果として病害虫にかかりやすくなります。また倒伏の原因にもなります。水田の面積を一筆ごとに正しく把握して必要な施用量を割り出し、過剰な施肥にならないよう注意するとともに、ムラのない均一散布を心掛けてください。
肥料は表面に散布しただけでは揮発流亡してしまい、うまく水稲に取り込まれません。また「ひとまきくん」は肥料成分のうち中干し頃から効き出す窒素を高分子樹脂でコーティングしています。このコーティング材は日光(紫外線)で分解されるように作られているため、施用後長時間そのまま田面に放置しておくと窒素の溶出パターンが崩れます。春の耕起・代かき前に施用し、なるべく早く土壌中に混和するようにしてください。
また揮発流亡した肥料中の窒素は、水質汚濁や地球温暖化、酸性雨の原因ともなります。環境保全の観点からも、流亡が少なくなるよう心掛けてください。
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■代かきの注意点
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水もちが悪い水田では、できるだけ丁寧に代かきを行い、下からの漏水を防ぎます。逆に、水が切れにくく土壌の還元が起こりやすい水田では、代かきを軽めに行い練りすぎに注意します。
また、代かきはなるべく浅水で行います。深水で行うと、(1)田面が見えにくく均平がわからない、(2)稲ワラが浮きやすくなる、(3)土壌を過剰に練りすぎる、(4)濁水が多く発生して土壌流亡、水質汚濁が起きやすくなる等の悪影響が出てきます。とくに均平がきちんと取れていないと、代かき後や田植え後に除草剤を散布したときに水がかからない部分ができ、除草剤が効かない原因になります。
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■代かき時の雑草防除
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作業の都合上、代かきから田植えまで日数が空く場合や、田植え後の初中期一発剤が遅めにしか散布できない場合は、代かき時から田植え前までの間に使用できる除草剤を散布します。
なお除草剤を散布した場合は、農薬を含んだ水がほ場から排水路等へ流出しないように、少なくとも7日間は止水してください。
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■田植え時の箱施薬
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本田での農薬使用量を抑えるため、田植え前に箱施薬を行いましょう。箱施薬は飛散しにくく少量で大きな効果が得られるため、本田散布よりも防除効果が高いといわれています。
箱施薬は葉の濡れていない時に施用し、薬剤が均一に根元に落ちるようにします。葉の上に残ってしまった薬剤は、そのままにしておくと薬害の恐れがあるため、払い落とします。散布後は軽く散水して薬剤をマットに定着させてから田植機に乗せます。
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