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農作業機械の安全について


■農作業死亡事故の発生率は減っていない

 さまざまな産業における死亡事故は、安全対策の強化や医療体制の向上などにより、発生率が下がってきています。しかし、農作業事故については、高齢化の影響もあり、発生率が若干上がってきています。農業は他産業に比べ個人経営が多いため、一人一人が安全対策について十分理解し、実践することが重要です。

作業前に共同作業者との打ち合わせを

 作業中は声をかけても機械の運転音にかき消され、不用意に近づいて機械に巻き込まれる事故も起こります。また、急な事故が起こった場合、どのように伝えるか、どのように機械を止めて救護するかなどの打ち合わせを事前にすることで、事故の程度を低くできることもあります。
 安全上の事項として、次の項目を共同作業者とともに確認しましょう。
  • 急な連絡はどのように合図するか(停止・再開のサインと非常を知らせるサイン)

  • 事故の場合は機械の停止を最優先することを確認する

  • 機械操作をしない作業者にもエンジンの止め方だけは教える

  • 緊急停止装置がある場合、ボタンの位置を確認する

  • 1人で作業する場合は、家族等に作業場所と帰宅予定を伝える(早期発見のため)

コンバイン作業中のチェックポイント

  • 故障、わらなどの巻き付きを取り除くときは、エンジンを停止する

  • エンジン始動前に変速申立・クラッチオフを確認する

  • ほ場への出入りは足場板を使うなど、十分に注意する

  • 畦畔の乗り越えは直角にゆっくりと行う

  • 共同作業者の手刈り・倒伏稲引き起こしなどはコンバインから十分に離れた位置で行う

■もみ運搬では過積載に注意

 軽トラで籾を運搬することが多いと思いますが、過積載(重量オーバー)にならないように気をつけましょう。路肩からの転落や、カーブを曲がりきれない、ブレーキが効きにくくなり止まりきれない、などの事故が発生しやすくなります。公道で他人を巻き込めば、大変な責任も生じます。

■暗い帰り道のために、低速車マークを

 一般の自動車が農道を抜け道として使い、高速で走行していることがあります。農耕車優先は原則ですが、必ずしも安全運転の車ばかりではありません。農耕車の特徴を知らない非農業者の運転者は、次のような形で事故を起こすことがあります。
  • 農耕車が低速で走行していることを予測できず追突
  • 農耕車の車幅を正確に認識せず追い越しをかけ、よけきれずに衝突

 薄暗い夕方の帰り道で、このような事故は増加します。少しでも危険を回避するため、低速車マークを後部に取り付けたり、後部、側面に反射テープを貼ったりして、目立つようにしましょう。


尾張農林水産事務所農業改良普及課(農業普及指導センター)

 

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