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水田除草剤の上手な使い方


■基本の雑草防除

 移植後、雑草が大きくならないうちに、初中期一発剤を使います。初中期一発剤には、施用時に生えている雑草を枯らす作用と、施用後しばらく雑草の出芽を抑える作用(土壌処理効果)とがあります。
 ヒエは代かき後2〜3週間もすると除草剤が効く限界の大きさになります。除草剤のラベルに記載された使用時期内で、ヒエが小さいうちに早めに使用してください。
 代かき後に移植前処理の除草剤を施用してあれば、ヒエが発生するのが遅くなりますので、田植え後10日ごろを目安にすればよいでしょう。
 除草剤の効果は水を張ってあることで発揮されるので、必ず水の出入りを止めて3〜5cmの水深を保ち、散布後7日間は落水・かけ流しをしないでください。

■除草剤の効果が低かった場合

 まず、水管理を見直してください。水深は十分保っていたか、散布直後に大雨であふれ出すようなことはなかったか、畦から漏水し田面が露出することはなかったか。水管理に問題がなければ、除草剤を使用するタイミングに問題があったかもしれません。使い方が正しかったか、使用期限が過ぎていなかったか、期限内でも開封後時間のたちすぎた除草剤を使用していないかも確認しましょう。
 残草に気がついて追加除草する場合には、初中期一発剤は効かない大きさになっていると思われます。中後期剤の「クリンチャー1キロ粒剤(ノビエ、キシュウスズメノヒエ)」、「バサグラン粒剤」、「バサグラン液剤」などから、残草の種類に応じて適したものを選び散布します。
 農薬は、それぞれ作付け期間中に使用できる回数に制限があります。違う名前の農薬でも、同じ成分が入っている場合があるので、成分ごとの総使用回数に注意して正しく使用してください。

■難防除雑草がある場合

 多年生雑草のホタルイ、オモダカ、クログワイ、畦畔から侵入するキシュウスズメノヒエ、イボクサ、アシカキ、種子を絶やしにくく一部薬剤に抵抗性のあるコナギ、後期に発生するクサネムなど、難防除雑草が多く発生している場合には、それらの雑草に適用のある除草剤を選択した上で、中後期の除草剤を追加する体系処理が必要になります。
 キシュウスズメノヒエには「クリンチャー1キロ粒剤」が効きますが、同じイネ科でもアシカキには効きません。穂が出る前のキシュウスズメノヒエとアシカキはよく似ているので注意してください。茎にざらざらした細かい毛があるのがアシカキです。畦畔から侵入する雑草には、畦畔への除草剤散布も行いましょう。
 イネ科以外の雑草は「バサグラン粒剤」または「バサグラン液剤」で除草しますが、ある程度の大きさになったクサネムには効果が低いので、種を落とす前に手取りで対応してください。

■農薬の使用に当たっては、ラベルの記載に従って使用してください。

尾張農林水産事務所農業改良普及課(農業普及指導センター)

 

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