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水稲の基肥・代かき・初期防除

■基肥
 基肥の量は、「稲作こよみ」や前年度までの生育を参考に計画しましょう。
 生育前半の生育過剰は、紋枯病の原因になりやすく、フタオピコヤガ(イネアオムシ)、ツマグロヨコバイなども、混み合って葉色の濃いイネにつきやすい傾向があります。基肥はやや控えめが安全です。

■効率的な代かき
 ほ場の均平は、効果的な雑草防除や中干し、後に述べるスクミリンゴガイ被害の低減のために非常に重要です。
 代かきの水はなるべく浅水にしましょう。深水の状態で代かきした場合、次のような問題が起こります。

・ 田面が水没して見えにくくなるため、均平がとれなくなる。
・ 土を過剰に練りすぎやすい。
・ 稲ワラが浮き上がりやすい。
・ 濁水が多く発生して土壌流亡・水質汚濁のおそれがある。

 土を繰り込みすぎると、土壌が強い還元状態(根腐れを引き起こす状態)になりやすくなります。均平を確保するための必要最小限の作業に抑えましょう。
 きつい角度で旋回すると枕地のわだちが深くなるので、先に1行程おきに作業して、引き返しながら残した行程を作業するようにコースを考えましょう。

■代かき時の雑草防除
 代かきから田植えまでに日数が開く場合や、初中期一発剤を遅めに使用したい場合には、代かき時に処理できる除草剤を使います。
 除草剤の流亡を防ぐために、散布後7日間は水尻を止めます。したがって、水を多く入れすぎないよう、慎重に水を入れます。7日以上たって田植えをする時には、土壌表面がかき乱されやすいので、水の入れすぎや掛け流しをしないようにつとめます。

■田植え時の箱施薬
 本田での農薬使用量を抑えるために、箱施薬剤の使用に努めましょう。イネミズゾウムシの常発地の場合、箱施薬剤以外での被害防止は困難ですので、イネミズゾウムシに登録のある箱施薬剤を必ず使用してください。

■スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)への対策
 田植え直後からイネが食害を受けにくくなる田植え後2〜3週間ごろまで水深1cm程度の浅水で管理できれば、スクミリンゴガイの被害はほぼ防ぐことができます。また、取水口(ポンプ)、排水口に目合5mm程度の網をかぶせると、水路からの侵入を抑えることができます。
 田植え時に、1平方メートルあたり1頭以上の貝がいて、浅水を保つのが難しいようであれば、収量に影響するので、田植え後1週間以内に薬剤防除をしましょう。


尾張農林水産事務所農業改良普及課(農業普及指導センター)

 

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