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水稲の適期収穫のポイント

 玄米の一粒一粒がぷっくらふくらみ半透明で光沢があり、そろいの良い米に仕上げるために、適期収穫が重要となります。

収穫適期の判断

 収穫適期より早刈りすると、青米が増加し未熟粒が多くなります。一方、刈り遅れると、光沢が低下し、茶米や胴割米が発生しやすくなります。
 成熟期は品種ごとに異なり、出穂時期や品種ごとの登熟の早さ、登熱期間中の温度によって決まります。表1に品種別の収穫適期の目安を示しましたので参考にしてください。
 これは目安であるため、この時期に近くなったら、直接ほ場(・・)に行って自分の目で確認します。収穫時期は稲穂の中に占める黄色くなったもみ(黄化もみ)の割合によって判断します。ほ場(・・)の中で平均的な生育をしている所で、5〜6本の稲穂をまとめて握って黄化もみの割合を観察します。85〜90%程度が黄化し、もみ水分が25%前後となった時が収穫時期の目安となります。収穫時期が遅れてしまう事例が見られるため、早めの作業に心がけましょう。

【収穫前の落水について】

 落水時期は、普通期栽培(6月上旬〜中旬の田植え)では収穫時期の7日〜10日前頃を目安にします。また、水稲の登熱には出穂期から約1か月かかるため、その間は土壌中に水分が必要であることも考慮します。
 最近では、大型コンバインによる収穫作業が多くなり、収穫時の走行性や作業性を考えて早めに落水する場合があります。しかし、あまり早く落水すると登熱に支障が出やすく、玄米が細くなって減収するだけでなく、品質や食味に悪影響を及ぼすため、早すぎる落水には注意が必要です。
 降雨の状況や、湿田、乾田などほ場(・・)条件を見て落水時期を決めます。雨の多い年や湿田では早めの落水、晴天が続く時には落水時期を遅らせるなど工夫してください。落水後に乾きすぎる場合には走り水を行うような配慮も必要です。

表1 水稲品種ごとの収穫適期

品種 作期 出穂期 日平均積算温度
(登熟期間中の平均気温)
収穫適期
(出穂後日数)
あさひの夢 6月上〜中旬
田 植
8月下旬 1,100℃前後
(22〜24℃)
40〜45日
あいちのかおり 6月上〜中旬
田 植
9月上旬 1,100℃前後
(20〜22℃)
45〜50日

尾張農林水産事務所農業改良普及課(農業普及指導センター)

 

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