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水稲除草剤の使い方について

 

■除草剤を効かせる水管理

 水稲の主な初中期除草剤は「水深3〜5センチで散布し、散布後3〜4日は水を切らさない」で使うことにより効果が発揮されます。
 凸凹があって土が水面から出ていると、そこだけ除草剤が効かなくなります。均平を確保するには、きれいに耕起・代かきができていることはもちろんですが、田植え後、補植のために田に入って足跡を付けすぎてもよくありません。一株ぐらいの欠株は隣の株が補うので、あまりいじりすぎないことです。「根つけ肥」をまきに田に入る人もありますが、これは必要ないでしょう。
 水もちの悪いほ場(・・)で水が切れそうになったら、水尻はしっかり閉めたまま、水口から少しずつ水を入れて水深を保ちます。

■除草剤の使用時期

 まず、早すぎると薬害が生じる場合がありますので、使用時期の早限(田植え後何日から)を守ります。
 遅いと、雑草に効かないことが問題になってきます。ヒエに効く薬剤には、たいていヒエの葉令が明記されています。例えば、2.5葉期とは、2枚の葉が展開し、3枚目の葉が抽出途中になっています。イネで言えば稚苗ですが、露地で育つヒエは草丈が小さいのでまだ目立たないでしょう。気温にもよりますが、除草剤を使用していない場合、代かきから2週間前後で2.5葉期になります。田植え後の使用日数が15日までとなっていても、代かきからの日数や気温によってヒエの生長が進み薬が効かなくなってしまう場合があるので、早めの散布を心がけます。
 残草があって中後期剤を使用する場合には、問題となる雑草の種類と生育ステージを確認しましょう。それに応じて使用する薬剤を選びます。昨年度そのほ場(・・)で特に問題となった雑草がある場合には、その雑草に対応した除草剤を選んで、時期を逸しないように計画的に散布します。
 もちろん、食の安全の観点から、収穫前日数は必ず守ってください。

■除草剤散布時の注意

 最も大切なのは、使用時期を守ることです。特に、田植え後日数を必ず守ってください。
 施用量も規定の量をきちんと守りましょう。重複がないように、均一に散布することも重要です。
 極端な漏水田では、雑草への効果は劣る一方でイネには薬害を生じやすくなります。イネが弱っていても薬害を生じやすくなります。例えば、苗が軟弱であった場合、浅植え、深植えの場合、未熟な有機物による障害、などです。
 薬剤によっては、高温で薬害を生じます。最高気温が30℃を越える日は特に気をつけましょう。
 ジャンボ剤などには、湿気を嫌う物があります。使用直前に開封し、雨のない、風の弱い日に散布しましょう。
 ジャンボ剤やフロアブル剤は省力的ですが、アオミドロなどの藻類によって除草剤の拡散がうまくいかない場合があります。藻類が多く発生している場合には、粒剤を使って確実に均一散布しましょう。


尾張農林水産事務所農業改良普及課(農業普及指導センター)

 

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