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稲作後半の管理

 穂肥の施用 全量基肥肥料(ひとまきくん)を施用していない場合

●幼穂長を確認する

 出穂期、幼穂形成期は、品種と田植え月日によっておおむね決まりますが、夏期高温の年と低温の年では一週間前後変動することがあります。
 穂肥の時期が近づいてきたら、イネの幼穂長を確認します。道路際でなく田の中に入って平均的な株の太い茎を3本くらい抜き、葉鞘を丁寧に剥いでいきます。地際から5〜10センチくらいの位置に現れる産毛のはえたものが幼穂です。出穂23日前は1.5〜2ミリ、出穂18目前は10ミリになった時があてはまり、時期をつかむのにはこの方法が最も確実です。

●時期の目安

 出穂の23目前の施用を基準として、あさひの夢は7月下旬、あいちのかおりは8月上旬に一回目の穂肥を施用します。

●生育に応じた施肥量を

 1回目の施用量は10a当たり10〜15kgとします。早くから肥切れし葉色が淡く短いイネは多めに、葉色がやや濃く過繁茂気味のイネは量を少なくします。
 およそ10日後に2回目の穂肥を10a当たり15kgを基準に施用します。多量の施用はコメの食味を低下させるため、収穫時にはイネが気持ちよく黄化する量にとどめることが肝心です。

 水管理

●幼穂形成期〜穂揃い期は浅水管理

 肥料吸収を促すためにも浅水管理を基本とします。中でも穂ばらみ期〜出穂・開花期の水不足は不稔籾を発生させ、減収につながるため、水の確保が重要です。

●穂揃い期〜落水期は間断かんがい

 出穂期を過ぎると新根が発生せず、これまでに出た古い根で登熱をまっとうします。気温・地温が高く、土壌の還元がすすんで根腐れが起きやすく、これが収量・品質を左右します。間断灌水により、土壌中の有害ガス発生を抑え、酸素を供給して根を健全に保ちます。
 7〜10日浅水管理後、1〜2日落水管理を目安に地域の用水事情に応じた実用的な間断灌水を実施します。


尾張農林水産事務所農業改良普及課(農業改良普及センター)

 

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