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トマト黄化葉巻病

 トマトに、こんな症状がありませんか?(写真1)
(1) トマト生長点の先端部の葉が黄化し、内側に巻き込む。
(2) 生育が止まり、葉が黄色くなって縮れた多数のわき芽が発生する。
(3) 花は咲くが正常な果実にならず、果実の肥大が極端に悪い。
 これはトマト黄化葉巻病と呼ばれ、愛知県のトマト産地で大きな問題となっている病気で、「ウィルス」によって引き起こされます。また、このウィルス自身はトマトだけに感染します。
 このウィルスは、白くて小さな害虫「シルバーリーフコナジラミ(写真2)」によって感染します。この害虫が「黄化葉巻病」にかかった植物の樹液を吸い、その状態で他のトマトの樹液を吸うと、そのトマトに感染します。

●「シルバーリーフコナジラミ」について

 「シルバーリーフコナジラミ」は、大きさが約1oで、植物体を揺らすと白い粉のように舞い上がる害虫です。
 この害虫は気温25℃くらいで最もよく繁殖し、高温には比較的強く、低温にはやや弱いです。野外では、色々な作物や雑草などの茂みに棲んでいます。冬の低い温度の野外では生きることができないため、主にトマトが栽培されている温室などで越冬するといわれています。

●対策

 この病気自身を治す農薬はありません。そのため、この病気を運ぶ害虫「シルバーリーフコナジラミ」がトマトにつかないようにすること、病気にかかったトマトは処分することが第一です。
 それには、
(1)病気にかかった株は徹底的に処分する(根から引き抜き焼却するか、袋に詰めて枯らす)。
(2)トマト栽培ほ場(・・)に害虫が入り込まないようにする。
(3)シルバーリーフコナジラミが棲んでいそうな、ほ場(・・)周りの雑草は枯らしておく。
といったことを実施してください。

写真1 トマト黄化葉巻病

写真2 シルバーリーフコナジラミ


尾張農林水産事務所農業改良普及課(農業改良普及センター)

 

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